(7179)
2017年 12月 13日 (水)

【報告】第2回「科学と社会」意見交換・交流会 ~作家の瀬名秀明さんを迎えて~

2009年05月13日公開

 一般的に科学というと、「客観的で完成されたもの」というイメージが先行しがちですが、それは科学の一部であって、全部ではありません。当サイト『宮城の新聞』では、「科学って、そもそもなんだろう?」をテーマに、科学に関する様々な立場の方々へインタビューする特集記事を連載中ですが、この場をより多様な方々と共有できればと考え、今年度から特定非営利活動法人natural science にて、「科学と社会」意見交換・交流会を定期的に開催いたします。参加者との活発な議論により、「科学と社会」を多面的に認識できる場づくりを目指します。

当日の様子

 「科学と社会」意見交換・交流会では、毎回各界からゲストを迎え、「科学」と「社会」はどのようにつながっていくべきなのかをテーマに、様々な立場の方々とのディスカッションを行います。「科学と社会」の関係性についての捉え方は、立場によって異なります。議題は、ゲストが「科学と社会」の関係性をどのように捉えているのかというところからスタートし、その切り口から、参加者同士で活発なディスカッションを行います。

 第2回目となる5月9日には、作家の瀬名秀明さん(前・東北大学工学部機械系特任教授)をゲストに迎え、20名の参加者とディスカッションを行いました。瀬名さんは、小説を通してサイエンスを表現すると同時に、小説の他にも、雑誌などで科学に関するコラムや対談を多くこなし、研究者と共同研究も行い、東北大特任教授任期中は大学院生と自主ゼミを行ったりと、作家の枠にとらわれない幅広い活動から、サイエンスを表現されている方です。

意見交換の様子

 瀬名さんからの切り口は、「作家として科学を書くとはどのようなことなのかを前提としたところで、①科学コミュニケーターを支援しながら何かを一緒にやるとしたら、作家として、どのような方向性・枠組みがあるだろうか。②ロボット産業ではなくロボット文化としてのロボットを通して地域を活性化するには、これからどのような取組みが考えられるだろうか」でした。

 18:30~19:00は、今回の切り口について、瀬名さんからその意図をインタビュー形式でお話を伺う講演会からスタートし、19:00~21:00の2時間は、宮城の日本酒も交えながらの意見交換・交流会を開催しました。

 今回は、立場の異なる多様な参加者が、ゲストの瀬名さんにそれぞれインタビューするような形式で意見交換をし、ゲストの持つ「科学と社会」像が多面的に浮き出ることを目指して構成しました。明確な落としどころをつくることを主目的にせず現状認識を主な目的としましたが、「サイエンスコミュニケーションとは、そもそも何か」が根底に流れるテーマとなったようです。

 第3回目となる次回は、6月6日(土)18:30(18時開場)~21:00、同じく東北大学川内萩ホールにて、哲学者の野家啓一さん(東北大文学研究科教授、東北大理事)をゲストに迎え、開催予定です。本会は「科学と社会」にご興味のある方でしたら、どなたでもご参加いただけます。詳しくは、特定非営利活動法人natural science WEBサイトをご覧下さい。

【参考URL】
第2回「科学と社会」意見交換・交流会 結果報告 (特定非営利活動法人natural science)
作家・瀬名秀明さんロングインタビュー (宮城の新聞)

▲このページのトップHOME


コラボレーション

ハワイ惑星専用望遠鏡を核とした惑星プラズマ・大気変動研究の国際連携強化)×宮城の新聞
東北大学工学系女性研究者育成支援推進室(ALicE)×宮城の新聞
宮城の新聞×東北大学理学部物理系同窓会泉萩会
KDDI復興支援室×宮城の新聞インタビュー
宮城の新聞×東北大学大学院 理学研究科 地学専攻 塚本研究室
宮城の新聞×生態適応グローバルCOE

おすすめ記事

【特集】宮城の研究施設

一般公開特集

【特集】仙台市総合計画審議会
参加レポート

仙台の10年をつくる

【科学】科学って、そもそもなんだろう?





【科学】カテゴリ の記事一覧

【社会】社会って、そもそもなんだろう?





【社会】社会って、そもそもなんだろう? の記事一覧

同じ取材先の記事

取材先: natural science の記事一覧


▲このページのトップHOME

科学って、そもそもなんだろう?
最新5件



カテゴリ


取材先一覧

■ 幼・小・中学校

■ 高校

■ 大学

■ 国・独立行政法人

■ 自治体

■ 一般企業・団体


宮城の新聞
仙台一高
宮城の塾
全県一学区制導入宮城県内公立高校合同説明会をレポ
宮城の人々