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2016年 06月 25日 (土)

仙台城南高、ユニークな入試制度導入/入試を通して学んで

2012年10月20日公開

 来春から宮城県の高校入試制度が大きく変わる。公立高校では推薦入試が廃止され、各高校が定めた出願条件を満たす生徒が出願できる「前期選抜」と、前年度の一般入試に相当する「後期選抜」に再編されるのが大きな特徴だ。

制服も一新され、BEAMS designR プロデュースによるKANKOブランドに変わる。

 そんな中、来年度から「仙台城南高校」に生まれ変わる東北工業大学高校(久力誠校長)は、ユニークな入試制度を導入する。「入試は各高校の選抜のためだけの道具ではない」と強調する久力校長は「25年度は、戦後初となる教育基本法の改定が初めて高校教育に反映される年。新しい高校教育に対応できる生徒を共に育てていくための入試でありたい」とその思いを語る。

仙台城南の学びを意識した入試制度とは

 仙台城南の学びを意識した入試制度とは何か。後藤登入試広報室室長に聞いた。

◆頼りになる入試

Q.仙台城南の入試制度の特徴は?

後藤登入試広報室室長

 公立高校の前期選抜には様々な制限があります。市内の普通科の場合、事実上、評定平均値3.8以上の生徒しか受験できない状況です。さらに入試日程も1月28日から2月1日の5日間で計3回の入試(私立のA日程とB日程、公立の前期選抜)が1日おきに実施されるため受験生の負担が増えています。そこで本校は受験生や中学校の負担をできるだけ軽減し力を十分発揮できるよう体制を整えました。

 まずは生徒のみなさん方の不安を和らげることを考え、推薦制度を充実させました。特にユニークな制度は「入試を通して学んでほしい」と昨年から始めた自己推薦奨学生入試です。さらに今年の目玉として単願推薦入試(自己推薦)を導入しました。


◆力試しで受験

Q.自己推薦奨学生入試とは?

 公立・私立問わず併願が可能で、模試感覚で受験できる人気の制度です。対象は特進科で、適性検査( 国数英 )は公立トップ校を狙う受験生の本番模擬テストとして機能するよう挑戦しがいのある問題に設定しています。受験の参考になるよう、得点データや詳細な解答解説も受験生全員に送付します。

 昨年は55名が受験し10名が合格。アンケートでは「難しかったが、やりがいがあった」という声が多数ありました。検定料は四千円。合格者は奨学生の資格を得ます。


◆公立併願OKの単願

Q.今年目玉の単願推薦入試とは?

 単願推薦は自己推薦形式の入試です。公立を目指す生徒向けで、公立を併願できるのが特徴です。ただし、私立は本校のみ。合格を早期に確保し、安心して公立受験に臨むことができます。他にも専願推薦(自己推薦)や特待生など従来の形式も採用しています。このような制度の活用で厳しい入試日程の負担を若干なりとも軽減できると考えています。


◆B日程は理社のみ

Q.一般入試については?

 前期一般入試はA日程とB日程で試験科目を変えました。A日程(1月28日)は国数英の3科目で基礎力を重視。難易度は公立入試と同程度です。特徴的なのがB日程(1月30日)。理社の2科目のみで応用力重視。理科や社会の分野ごとの力を問うだけでなく、分野を超えた総合的な力を試す問題も出題します。

Q.なぜB日程は理社のみ?

 私たちは社会現象・自然現象の中で生きています。これらに関する情報や課題に対する興味関心は、「生きる力」に直結します。一方、学習レベルでは、社会・理科は頑張れば短期間で結果を出すことができます。社会や理科で「得意」感覚を持てたら、それを力に自分の壁を破ることができるでしょう。

 これは探究学習を教科学習の意欲に結びつけようとする仙台城南の考え方と同じです。高まる競争・評価の中で自分の力を信じられなくなっている生徒が増えています。どんなことでも自分の自信につなげる人材を育成することが、学校の大切な役目だと考えています。

<本記事の問合先>
仙台城南高等学校 〒982-0836 仙台市太白区八木山松波町5-1
 TEL: 022-305-2111  FAX: 022-305-2114


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